カヌー部新キャプテンとなった2年生の森脇建也くん(川本中学出身)。中国大会や全国高校総体に出場し、輝かしい結果を残している森脇くんですが、カヌーだけではなく、学業にも意欲的に取り組んでいます。

 森脇くんの将来の夢は、医療系の仕事に就くこと。自身も小さいころから病院通いをしていたことから、自分と同じように困っている人の役に立ちたいと考えるようになりました。今年の夏休みに、高校の近くにある加藤病院(社会医療法人仁寿会)の医療体験に参加し、その思いを強くしたと言います。

 医療系の仕事に就くために、森脇くんは現在、国公立大学進学を目指して勉強をしています。受験まではまだ1年以上ありますが、最後までカヌーと勉強を両立させるためには、2年生のうちから受験を意識して計画的に勉強を進めていかなければならないと感じているそうです。

 目下一番の悩みは、時間が足りないこと。カヌー部のハードな練習をこなしながら勉強もしっかりと進めるために、森脇くんは2つのことを心がけています。1つは、計画的に勉強を進めること。テストや大会のスケジュールを前もって把握して勉強に割ける時間を「逆算」し、早め早めに勉強を進めるようにしています。もう1つは、短い時間でも集中して勉強に取り組むこと。カヌーで培った体力と集中力を活かして、授業や帰宅後の限られた時間を有効に活用しています。

 森脇くんは今月、高校の「進学ゼミ」に加わりました。学校や町から与えられた機会を十分に生かし、仲間と協力しながら勉強に取り組みたいと考えたからです。目標に向かって着実に努力を重ねる森脇くん。その努力が実を結び、勉強でも部活動でも大いに活躍してくれることを期待しています。

(取材:平成27年10月)

進学ゼミの加入決定書を受け取りました

カヌーの練習に励む森脇くん