7月12日(金)6限の総合的な学習の時間に、3年生1組・2組の生徒が、筑波大学の先生から世界遺産について講義を受け、先生や学生さんと交流させていただきました。
 この連携事業の目的は、ユネスコスクール事業の一環として、本校の生徒が石見銀山ひいては世界遺産についての理解を深めるとともに、大学の模擬授業を体験して、進路意欲や学習意欲を高めることにあります。
 6限は、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界遺産専攻の黒田乃生先生が、世界遺産一般について講義をしてくださいました。自然遺産・文化遺産・複合遺産の区別、世界各国の様々な世界遺産、世界遺産はあくまで不動産が対象であること、文化遺産としての富士山、石見銀山の魅力、登録抹消になった遺産、負の遺産等、幅広くて大変興味深い講義を受けることができました。3年1・2組の生徒と教員有志は、なかなか聴くことができない、大学院の先生による模擬授業に参加することができ、学問として世界遺産をとらえる視点に感銘を受けました。放課後は、大学院生さんとの座談会が開かれ、参加した生徒は、年齢の近い大学院生さんとの知的会話を堪能していました。
 黒田先生、大学院生の皆さん、研究や勉強で御多忙の中、本校に来校いただき、誠にありがとうございました。