6月23日(木)2年生地域デザインコースの生徒が「ふるさと学」の授業の一環で畜産体験を行いました。今回の体験学習は、矢上高校産業技術科3年生の皆さんと交流学習を通して畜産業の理解を深めることが目的です。

 始めにに、矢上高校の産業技術科・動物コースの実習や繁殖経営の内容についてのお話を伺いました。そして、実際に矢上高校の生徒さんたちが毎日の授業や放課後で行っていることを体験させていただきました。

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 次からは、生徒が実際に体験した内容や感想です。

 

 1. 餌作り

 ホワイトボードに名前が書いてあり、餌の種類や量が書いてありました。牛が健康に育つように色々な種類の餌が1頭1頭に対して適切な量があることを初めて知りました。

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 2. 牛床清掃

 牛床を2人で清掃しました。2人でやっても腰が痛くなって大変でした。矢上高校の生徒さんはこの清掃を1人で30分程で終わらせるのはすごく大変だなと思いました。

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 3. 牛鼻管(鼻に穴を開け鼻輪を通すこと)

 鼻の手前過ぎても奥すぎてもいけないし、結構な力が必要だったためすごく難しかったです。

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 4. 耳標(耳に出生から牛肉になるまでの届出・記録・保存のためにつける)

 牛が暴れるため血管を傷つけないように注意しながら耳標をつけないといけなかったのでとても緊張しました。牛はおとなしいイメージがありましたが、子牛が一番暴れていたのでびっくりしました。この作業をずっとしてきた3年生の方はすごくかっこよかったです。

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 最後に、県大会に向けて訓練をしているということで、牛を引くところを見せていただきました。牛を縄1本でゆっくり歩かせたり、方向転換させたりは信頼関係ができないと絶対にできないことだなと思いました。

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 今回の体験を通して、普段、牛を遠くから見ることはあっても間近でみたり触れ合うことはなかったのでとても貴重な体験になりました。また、事前学習では聞くことのできなかった牛鼻管や耳標をつける意味なども知ることができました。つける際には牛が暴れないように4〜5人で押さえて少しでも早く終わって痛くないようにという優しさとチームワークにとても感動しました。実際に牛と触れ合うことで私たちが何気なく食べているお肉も動物の「命」を頂いているということをあらためて実感することができました。