7月4日(月)午後は、3年に一度開催される芸術鑑賞会。今回はミュージカルです。

 秋田県の田沢湖から、劇団「わらび座」のみなさんにはるばる島根県川本町へお越しいただき、「いつだって青空~ブルマー先生の夢~」を悠邑ふるさと会館の大ホールで行いました。 

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この物語の主人公である「井口 阿くり」(いのくち あくり)さん(1871年-1931年)は、秋田生まれ。「日本女子体育の母」とも言われる体育教師です。阿くり先生の活躍している姿に、学ぶことも多かったことと思います。日露戦争の時代に生き、日本で初めてスウェーデン体操を伝えた先生でもあり、『阿くり先生の「女子の体育理論」』を開発した人でもあります。

 90分の公演で、私たちはその体育教師とその教え子たちが織りなすミュージカルに魅了されました。

 

生徒の感想を一部、紹介します。

「どんな経験をしても、あきらめず、笑顔で立ち向かう姿やポジティブに考えることなど、学んだ部分がたくさんありました」

「今回の鑑賞は、「虜(とりこ)」の一言でいいくらい感動しました。」

「新しい扉が開いてくれたことに感謝しています」

「お気に入りの曲は魔法のドーナツです。私も寮生活をしていて、大切な人に会いたいと思うときがあります。この魔法のドーナツからのぞくと、大切な人、会いたい人が見えるという設定はとてもすてきだと思いました」

「バスケの勝負で、どちらも笑顔になっていく様子は、やっぱりスポーツは誰もが笑顔になれるんだなと思いました」

「私は女子野球部員ですが、最近まで、野球は男子という認識が多く、女子が野球をしていると珍しがられるところと、ミュージカルの部分が重なりました。今の時代、女性がスポーツで楽しめるのは、あくりさんのおかげであるということを教えてくれました」

 「わらび座」のみなさま、ありがとうございました。

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